|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
富士通フロンティアーズ |
FF |
16 |
7 |
7 |
14 |
44 |
IBM Big Blue |
IB |
0 |
7 |
3 |
0 |
10 |
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1 |
FF |
2:39 |
#14三木45Yard Int.Ret |
#11西村Kick |
1 |
FF |
6:57 |
#11西村47Yard FG |
|
1 |
FF |
7:25 |
#29ゴードン12Yard Run |
#11西村Kick× |
2 |
IB |
3:02 |
#3クラフト→#17小川5yard Pass |
#8小田倉Kick |
2 |
FF |
10:00 |
#29ゴードン2Yard Run |
#11西村Kick |
2 |
IB |
13:36 |
#8小田倉47Yard FG× |
|
3 |
FF |
4:17 |
#29ゴードン4Yard Run |
#11西村Kick |
3 |
IB |
14:14 |
#8小田倉45Yard FG |
|
4 |
FF |
4:09 |
#12平本→#1強 7Yard Pass |
#11西村Kick |
4 |
FF |
10:36 |
#29ゴードン11Yard Run |
#11西村kick |
MVP 富士通#29ジーノ・ゴードン
MIP IBM#40ジョン・スタントン
各賞 富士通#72小林祐太郎/富士通#14三木真也
本日は半日休暇でドームにはせ参じたのですが、まあ4時40分頃に一塁側に行列が出来ていたのにはびっくり。実際は、ほとんどか場所取り部隊だったらしいのだけれど、それでも場所取りの席はほとんど埋まったもんなあ。
とはいえ、過去の展開から見ても二階席の解放が2Qに入ってからというのはいかがなモノか。1Q中盤で通路は人で溢れていたんだよね。
まあこういうビックゲームで、場所取りするなと言うのは無理な話だ。とはいえ傍若無人な場所取りは止めて欲しいので、まず今後はチーム券エリアを決めてしまうべきだろうと思う。
(この場合、チーム券エリアは野球で言う内野付近と外野を示す。内外野はプレイガイド・当日券・新聞販売店の販促招待券。それで1週間前の捌け具合を見てチーム券エリアを2階席に増設するかどうか決めれば良かったのでは?)
まあ、そこはそれで。
(確認したい箇所があり、録画を見てからにしますので、観戦記は明日深夜)
※風邪引きまして、体調不良でございます。戻るまで中断します。戻るのに一週間かかるとは、不覚でございました。
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で、試合を詳細に振り返っても、時間がたっちゃった関係上仕方ないので(というか、書きかけてIEがコケたので飛んでしまった為萎えました)、この試合のポイントを上げることで勘弁願いたい。
この試合、外国人QB対決というアオリ文句ばかりが目立ったけれど、実はこの場合、パスの受け手に問題がある。
いや、はっきり言うと「オール日本人の富士通と、そうでないIBM」。従って、IBMのエースターゲットはよく勘違いされているが#40スタントンである。困った気のスタントン。QBに選択権がある時は第一チョイスがスタントン。
逆にそれが故に、日本人レシーバーは小川と栗原に集中してしまう。つまり、基準が「クラフトに対応出来るレシーバーだけ」になっているのである。他のレシーバーが成長出来ないと言うべきなのか、はたまたしていかないという事なのか。
逆に富士通は、レシーバーは全員日本人。基本、各人が学生時代の余力のままプレースタイルを変えずに衰えたら代替わり、という構図だった。ところが今年はそこから脱却した。特に#17秋山は、今まで縦の動きしか無かったのに、インサイドのパスに積極的に取り組み、それ故にパスの選択肢が大きく広がったのである。
また、レシーバーが過去はポケットから見て外にしか動かなかったから攻め手に掛け、特にインサイドを狙えるのが宜本兄弟だけという寂しい展開から抜け出すことが出来たのが何より大きいのである。
その違いは、小川や栗原が負傷すると顕著になるが、1Qの2つのインターセプトはそれが顕著だった。
最初のインターセプトは、左トリップスで一番内のスタントンが5ヤードほど行ってから内に入り、その外にいた栗原が恐らくオプションで7ヤードほど縦に行くパターン(そこから内に入るが、あきらかに減速している)、そして外に梶川がアウトでストップするパターン。
確かに富士通のゾーン守備はクッションが深い。そこの外のDBに対して栗原を当てれば釣られる事はよくある。そこでフックすればショートヤードはよく獲得出来る。
しかし、こういうパターンの時、IBMは決め打ちになる。そして、栗原が減速してインに入った事で、DBはプレーを読み切ったのである。
さらに間の悪いことに、パスが少し緩かった(直前のプレーでパスをはじいてしまった事への対応だろうか)。その結果、タックルでは無くインターセプトに切り替わることが出来た。
2本目は、明らかにスタントンしか信頼していないかのような選択で、読み切った守備の勝ちと言うより選択したQBに問題がある。というのも、このプレー、スタントンはTEの位置から縦に上がり、LBと接触してからリップで外して裏に入る、そこへのタイミングパスだったのだが、そこはもう周辺に今抜いた選手を含め4人で囲んだエリアだったのである。結果、手間の別のLBがジャンプ一発でインターセプト。
この後、小川が負傷して少し切れ味が鈍り、栗原が負傷してアウトすると手詰まりになってしまう。
かえってクラフト退場後に出てきた多川のパスの方が選択肢が広く、守備的にも幻惑されていたと思うのだが。
これは単にクラフトの見切りが早すぎるのか、それとも見ている相手が限定されているのか、どちらかなのである。
翻って、富士通はキャメロンが前半最後のところでサックを受けた後QBを平本にスイッチしたが、戦術的な理由で時間消費を優先したとは言え、レシーバーの能力が上がった事で様々な事が出来た。
もう1つ、IBMの課題は守備ライン。恐らく紀平とそれ以外の所でギャップが出来ている。3メンでフロント5枚をなんとかしようという所だったのだろうが、紀平と藤井の間に大きなギャップが出来ているのにそこでLBが入ってこれない事が多い。これは恐らくLBをパスカバーに使ったせいだと思うのだが。
結果としてそこでランを出され、最後まで修正しきれず時間を使われたというところだろうか。だが、これは戦術的なモノなので、補正は可能だと思う。
IBMが一皮むけるには、既存レシーバーのレベルアップが一番、そしてもう一つがランプレーの使い方である。
UCLAがそうなのか判らないが、とにかく楔のランプレーが少ない。ある程度のレベルまで行けば、この状態でパスばかりだと今日の試合のように行き詰まるのである。打開するにはやはり、もっとねちっこくランで楔を打つべきだったのではなかろうか。
ま、何よりも富士通おっかけ2ン年の私としては、くじ運も含めて「よーやっと」ここまで来たという感じで感慨深いものがありますわね。