2016年5月15日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
富士通フロンティアーズ FF 7 7 14 0 28
LIXILディアーズ LD 7 7 3 15 31
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 LD 5:59  #9加藤→#11前田84Yard Pass   #14青木Kick
1 FF 10:59  #3キャメロン→#81中村8Yard Pass   #11西村Kick
2 LD 5:65  #9加藤→#27小川7Yard Pass   #14青木Kick
2 FF 7:25  #3キャメロン→#81中村40Yard Pass   #11西村Kick
3 FF 2:14  #12平本→#30金14Yard Pass   #11西村Kick
3 LD 5:21  #14青木 37Yard FG    
3 FF 11:35  #16ニクソン 0Yard Fum.Rec(エンドゾーン内でリカバー)   #11西村Kick
4 LD 2:14  #9加藤→#7宮本 6Yard pass   #9加藤→#7宮本Pass
4 Ff 9:47  #11西村25Yard FG×    
4 LD 11:35  #9加藤→#11前田24Yard Pass   #14青木Kick

だーかーらー、前田にはついてろっていったじゃんよぉー

 という結末でした、はい。
ってかさ、富士通毎回このパターンだよね、後半に行き詰まって攻撃がリズムつかめなくなって追い上げられて突き放されるの。結果として前半に相手の心を折ってからでないと試合がクローズ出来ないんだよねえ。
試合自体は最初のドライブを快調に進めていた富士通が、仕上げの時にINT喰らいタッチバック、ディアーズ最初のジェットスイープをしっかりロスに押さえた次のプレーでいきなり前田への縦一発でリクシル先制。
次のドライブで富士通は敵陣35Yardまで進むがパント。この返しの4プレー目で、QBカウンターから左外に投げたパスを、今季からLBにコンバートされた#88大橋がINT。敵陣25Yardからの攻撃でTDに結びつける。
ぶっちゃけ前節の仕上がりから言ってディアーズは途中でへこまされるかなと思ったらとんでもなくて、よく短い期間でここまで仕上げたなと言うか。
というか、ディアーズの基本戦術は体格体幹で勝る前田中川宮本に対してのヒッチスクリーン系からの素早い上がりと、その裏のプレーで構成されている訳で。そこにあんま効果的な対策取れてない(ってか、クッション取り過ぎてフック打たれてフリーにしているのに対策取ってない)。
2Qに入るとパントラッシュがきつく見えたのかパントを上げすぎて距離が出ない所、自陣35Yardからのドライブをあっさりドライブされて失点する富士通は。パス主体でまたあっさり同点に。

しかし後半最初のドライブでディアーズはパントが高く上がりすぎ(ってか今日の青木はK/Pともに調子が良くなかった)ハーフウェーから攻撃となった富士通、QBを平本に代えてランパスのバランスの取れた(が、相変わらずインサイドのLBのゾーンを一切攻めないパス設定はなんとかならんのか、読みやすい)攻撃でTDを奪うと、ディアーズのスイッチの入ったパス攻撃をなんとか防いでFGに押さえる。
その後互いにパントを蹴って富士通が攻撃に入るのだが、最後ギャンブル失敗で敵陣2Yardからの攻撃に。ここでジェットスイープを仕掛けたディアーズだから、ラインが押し込みかけてファンブルを誘い、エンドゾーンで押さえる。これでリードを広げた富士通だが、
ここからディアーズがショートパス主体でがしかじ攻めてあっという間にTD。しかもここで2ポイント決めて追い上げる。
その返しでじかん使いながら富士通はFGまで持ち込むが、スナップが乱れセットが遅れたことでブロックされてしまう。

だーがーらー、前田に取られてもセカンドエフォートさせなきゃいいんであって、フック警戒してスタート遅れたりとか、クッション深すぎとか、システム的に問題なんだってばあ!
この後お互いにパントとなり(いやもう少し時間を使う攻め方しようぜ富士通)、ディアーズのクイックパス攻めダルマを上手く止められずに、「FGで同点にする距離まで攻める」という予想を覆し(41Yardでは今日の青木では心許なかったのであと5Yard出るかなと)、いきなり左シングルの前田にポストのパス。もうDB千切られてるしさあ。

まあもう、後藤とゴードンがいなかったのでインサイドのランで時間を潰すことは難しかったとは思うけど、見え見えの選択として止めに来ている所でどう出すかが課題でしょ、もう。毎年そこでつまずいているんだから。そろそろ学習しようよ攻撃コーディネーター。

ディアーズは、なんともギアが入ると恐ろしいというか。迫力すごかっです、脱帽!