基本、偉業ではある。
しかし、多くの人が言うような「偉業」ではない、というのが感想である。
もし本当に世界記録というなら、それは何なのか。その定義があやふやすぎるからである。
たとえば「各国のトッププロリーグでの通算安打数」であれば、韓国リーグや欧州各国リーグ、いやキューバ(定義上はアマだか、全員が国家公務員である社会主義国家出ある事から見れば立派な職業野球である)、いやさアメリカでも黒人リーグ(差別用語ではなく、メジャーが人種制限撤廃前に存在したリーグ。戦前のものだ)通算した上でそうなのか、という事なのだ。
もっと厳しい事を言おう。この記録を抜く為だけに、野球未開の地、たとえばラオスにプロリーグを作って年間180試合やって、1試合6安打して記録を積み重ねた結果が「プロ通算5000本安打」になっても、誰も世界記録とは認めないでしょ。
サッカーでももしC・ロナウドだジーコだの記録を抜く為に、無理矢理ブータンプロリーグを立ち上げてそこに国籍取得して移籍して、Aマッチを大量にこなして「Aマッチ最高得点記録」打ち立てたとしても、誰も評価しないでしょ。
それと同じ。
だいたいこういう事で騒ぐのは、低いランク側の、オールドタイマーだけ、それも劣等感にさいなまれた人の言い分なんだって。上にいる側が不快感示すのは当然でしょうに。