2016年10月2日彦根陸上競技場第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
アズワン・ブラックイーグルズ AB 7 21 7 7 42
名古屋サイクロンズ NS 3 0 7 10 10
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 AB 0:14  #11矢部85Yard K.O.R   #1中西Kick
1 NG 5:09  #54山口24yard FG    
2 AB 0:06  #28山上8Yard Run   #1中西Kick
2 AB 5:24  #24沖田2Yard Run   #1中西Kick
2 AB 7:40  #11矢部→#5山本15Yard Pass   #1中西Kick
3 NC 3:11  #9井戸 11yard Run   #54山口Kick
3 AB 9:06  #18立間→#86川畑64Yard Pass   #6浦Kick
4 AB 8:28  #26久野 7Yard Run   #6浦Kick

この日、色々あって暑さにばてて第1試合から見ていたんだけど、ここで激萎え。
試合そのものは愛知ゴールデンウィングスが精度も体力も圧倒していたんだけど中盤でダレて来て、もっとゴールデンウィングス無双になるかと思ったもののそうもならずにひたすらに退屈な試合になってしまった。
そもそも三重ファイアーバード自体が「上に上がる事を強く意識した」チームではなく(いい意味で)フットボールをする事に重きを置いているようなチームなのに対して、前年度X2だった愛知とが、噛み合うはずがない。なのに途中からだれておつきあいしてしまったのでは致し方ない。

さらに滅入ったのが試合進行。
試合開始前にゲームクロックが片側しか動かない。ごちゃごちゃが自分の席の近くであるとなんだか嫌な気分。
さらに片方のチームの装備について審判が注意をした事に監督が噛みつき、審判がスタンドに届くくらいの大声で半ギレで監督を叱りつけるように諭すか、それでも食い下がる監督。
ゲームクロックが試合開始前に、テカッちゃって見えない。記録員と審判団(ゲームクロックはその横で審判が操作。プレークロックはメインスタンドで協会スタッフが操作)がやりとりするもとにかく審判団がいまの位置に拘って時間ばかりが流れていき、結果として反対サイド(東南側)に移動してから、さらに動作確認。
既に片方は選手入場する為に10分以上ゴールポスト下で待機。
プレークロック担当と場内放送担当があきれた声で愚痴をこぼし初め、ついにはゲームクロック担当が周辺の客に聞こえるくらいの大きさで「あと4分なのに何やってんだよ」と吐き捨てる。
試合が始まって1Q残り4分20秒くらいになってあるチームの監督がなにかカンファレンスしたらレフリーがウォータータイムアウトを宣言。しかし、ゲームクロック担当と場内放送の人が「えー、あいつ今ウォーターって言ったけど」と言い始める(従って場内にはウォーターの説明なし)。これは2Qにも続くが、2Qも4分30秒代でウォーター。もし取るなら5分にもっと近いタイミングで入れられた筈なんだが……4Qはウォーター取らないし。
さらに4Qになると終盤にゲームクロックの電源が落ちる(ウォームアップ中の選手が電源ケーブルを踏んだ-3回も落ちた)。

げんなりである。

そんなゲンナリ君な中で始まった試合だったんだが、まあブラックイーグルス攻撃をサイクロンズ守備が止められない。タックルが外されてしまうのだ。
ただし、ここで興味深いのは「ダイアグラム的には止まっている」プレーがいくつもあるのだ。
つまり。サイクロンズのフットボールIQはかなり高いという事になる。

攻撃も決して悪くない。実際これだけの点差になったのは、1つには2Q本目のTDの後に、オンサイドをブラックイーグルスが成功させた事、3Qのバブルスクリーンを止められずにTDを許したことが響いている。また、攻撃も要所でスピードラッシュによるサックを許してしまっているが、それ以外はかなり出来が良かった。
かなりげんなり感を吹き飛ばしてくれるサイクロンズ攻撃陣の奮闘はお見事と言いたかった。

た、だ、し。

体幹と腕力だね、サイクロンズに足りないのは。タックルしても簡単に振りほどかれては意味がない。相手をしっかり引きずり倒す腕力と、相手のぷつかりに負けない芯の強さが必要なんだと思う。

可能なら、ゴールデンウィークに関東トップのチームにトレーナーを短期留学させてもらい、トレーニング方法の改善をしたら、もっと面白いと思うんだよね。

そんなわけで、暑さにやられた上に昼飯くいっばぐれた(いや駅前すぐにコンビニも何もないし、彦根城からコンビニまで歩いて6分くらいかかった上にそこから15分歩いたんだわ。そのうえ場内に売店もなくてね)試合ではあったけれど、結構楽しむことができました。
そもそもこの試合はX1で唯一見たことのないサイクロンズ目当てだったんで、期待以上の出来で満足しました。

なおアズワンに触れていないのは、攻撃が無双状態だったので、これで実力云々と語るのは失礼な気がしたため。前回見た時のエースQB田原も出てなかったし(矢部はとてもいいパサーでしたが)、システム的にはまだまだ何か隠してそうだし、逆にサイクロンズにここま攻められた守備をどう評価していいか悩ましい為。次節のLIXIL戦が一つの評価基準だと思う。