|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
ノジマ相模原ライズ |
SR |
0 |
14 |
14 |
0 |
28 |
オール三菱ライオンズ |
ML |
14 |
0 |
0 |
15 |
36 |
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1 |
ML |
7:55 |
#96樋口28Yard Fum.Ret |
#31木村Kick |
1 |
ML |
10;41 |
#15谷口→#29野田5yard Pass |
#31木村Kick |
2 |
SR |
4:49 |
#13鈴木35Yard FG |
|
2 |
SR |
7:17 |
#13鈴木24Yard FG |
|
2 |
SR |
9:58 |
#11ロックレイ→#23伊藤66Yard Pass1 |
#25東松Run |
3 |
SR |
5:29 |
#26森本12Yard Run |
#13鈴木kick |
3 |
SR |
11:12 |
#2宮幸4Yard Run |
#13鈴木Kick |
4 |
ML |
5:55 |
#29野田1YardRUN |
#31木村Kick |
4 |
ML |
7:06 |
#9斎藤→#87田島7Yard Pass |
#28萩原→#87田島Pass |
4 |
ML |
9:27 |
#29野田33Yard Run |
#31木村Kick |
|
オール三菱 |
ノジマ相模原 |
1stDown(Run-Pass-Foul) |
14(8-6-0) |
19(3-15-1) |
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) |
33-138-2 |
20-50-2 |
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) |
16-12-1-150-2 |
44-22-1-340-1 |
Total(ATT-Yard) |
49-288 |
64-390 |
反則(Att-Yard) |
4-24 |
4-20 |
Punt(Att-Yard) |
4-150 |
2-111 |
PuntRet(Att-FC-Yarrd) |
0-0-0 |
2-0-11 |
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) |
7-0-97-0 |
5-0-93-0 |
Fumble(Att-Lost) |
1-1 |
1-1 |
攻撃時間 |
23分2秒 |
24分58秒 |
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えー、第一試合が凄すぎたので、こちらは簡便にすませたいと思う所存でございます。
こちらは「思うように試合で勝てない。点が取れるときは接戦で負け、点が取れないときは完封負け」で前節「QBいないと割り切って走って守備が腹を括って初勝利をたぐり寄せた」ライズと、「今期世代交代や怪我人でベストメンバーにならず、思い描いた戦い方が出来ずに負け続け」て前節は「試合中盤から相手がメンツを落とすという屈辱の中での接戦負けを喫した」ライオンズ、という辛辣な「最下位決定戦」でした。
ただぶっちゃけな話「Q:入れ替え戦で飲料orシルバーに勝てるチームは?」「A:ライズ(破壊力有る攻撃の手駒が揃っているから。守備はまあ同等と見てます)」/「Q:Ariaに陥落してすぐに這い上がってこれるチームは?」「A:ライズ(ライオンズは多分その場の実力に足並みを拾えそうだから)」という印象があって……。
いやいや前節の勝利がフロックでない事を証明出来る筈なライズと、いやいやここ2年のアサヒビール越えを経て付けた自信が本物である事を証明したいライオンズ、という意味でも注目の試合だった訳です。
正直に言ってしまうならば「Super残留に賭けた思いが炸裂した1Qのライオンズ」と「意地とプライドで圧倒した2Qと3Qのライズ」と「本来やりたかった攻撃が最後の最後で出来上がった4Qのライオンズ」という実に見応えのある、第1試合に負けず劣らずいい試合、でしたよ。
じゃあどうしてこうなったかというと、もう原因は単純で、ライズQBロックレイの「ロングボム・シンドローム」です。ぶっちゃけ3Qの最初のドライブのように決め打ちのクイックパスで攻めてるときはもの凄くいいリズムなのに、逆転された直後からロングパスばっかり狙って通らないというのの繰り返し。
残り時間考えれば、刻んで行っても問題ないのに、それをさせられないベンチとの信頼関係とか含めて、攻撃の冷静さの問題です。
結局控えQBが経験の浅い選手しかいないので「一端落ち着かせる為にQBを下げ、1ドライブ捨てる」という事も出来ず、ひたすらに自滅していた、というのが感想です。
最初のキックオフリターンがライズで、ロックレイのパスもテンポ良く決まるのだが、ジェットスイープがロスになってのが響いてパント。ところがこのスナップが乱れて落球したところにラッシュに入った#92は柴田がピックアップして一気に走りこんでTD。
まじめな話「うっそおおおお」という他ない。
しかも次のドライブでブリッツが入ったとは言え明らかなパスミスでDBにボールを投げ込む(その奥を狙ったのが、弾道が低かったという見方も出来るけど、それってやっぱりコントロールミスでは)。1Q半分近くになってフィールドに初登場したライオンズは先発が#15谷口。#29野田のランを軸に整わないライズ守備を翻弄し(一度はQBに#9斎藤を入れてRBに谷口をセットし、谷口がキープするという奇手も見せつつ)TDまで持ち込んでしまう。
もう、ここでほぼ1Q終わり。
ただ2Qからは自力に優るライズがパスでグイグイ責め立てる。とはいえ要所でパスが決まらず(だいたいこの時点でLBがパスカバーに下がっているので、QBがプレッシャーを感じていないからパスプロが持っているように見えてしまう。逆にレシーバーがワンチェック入ったりして呼吸が合わない)FG。
これできあいがはいったのかキックオフリターンで猛烈なハードヒットからファンブルを誘い敵陣28Yardでリカバーする。が、ここもパスが決まらすぜFG。
守備もここでライオンズをシャットアウトしてパントに追い込むと、返しの2プレー目に今季ビックプレーメーカーとして躍進した#26佐藤のポスト一発でTD、しかも2ポイント成功させて同点に。前半はこの後互いに攻め手を欠き後半に向かう事になる。
後半最初はライオンズが谷口から#19吉田へのロングパスが決まるなど攻め込むが敵陣28Yardで足踏み。FGを狙おうかという所でタイムアウトが入りギャンブル体系からのパント(谷口が正パンターだから出来る技だ)で、。これがサイドラインにエンドゾーンギリギリで出るというスーパープレー、だったんだすわ。
ところがここからロックレイの素早いタイミングのパスが立て続けに決まって、あっという間にTD。
次のドライブもパントに終わったオール三菱に対して、ランプレーでリズムを作ると早いタイミングのパスでテンポ良く責め立てTDまで行ってしまう。
ここで3Qがほぼ終わる。ライオンズはQBを斎藤にスイッチするがインターセプト。
ただ、ここからが問題。
折角流れが良かった筈のライズが3回でパント。ここ、2Qと3Qに控えていたブリッツががしがし入ったのもあるんだよね。
そしてこの返しのドライブで、本当に今季やりたかったであろう攻撃の組み立てが発揮されたライオンズ。ただ、これははっきり言ってDBが引きすぎたんだよね。その手前手前に素早いパスが投げ分けられての事で、プレッシャーがかからないならパサーは楽勝。さらにブリッツに入ったところでその裏へのスクリーンが#33鈴木に通ってあと1Yard、後手を踏むライズ。一度鈴木が中央に走ってから、野田が右にバウンズアウトしてTD。
つぎのキックオフでライオンズがオフサイドしサイキックとなったのだが、ここでキックが短め。カバーの選手の前で戻り加減にバウンドしたところにライオンズのカバーチームが飛び込んでリカバー。なんとライズ陣33Yardからの攻撃。
もう何が起きているのかさっぱり判らないよ見ている方は。
右側のスラントを#90伊倉がディフレクトした後#28荻原が左スイープで10Yardまで行くと、次のピッチプレーは止められるも左ロールの右カウンタースクリーンが決まる。追走した伊倉がエンドゾーン手前でタックルしてひねり倒そうとしたが、伊倉の身体の上で全身を伸ばした#87田島がボールをエンドゾーンにねじ込んでTD。
ここで残り5分弱。同点にしてもいいが2点取りに行くライオンズ、左への萩原のトススイープ、かと思いきやそこから萩原がバスケットトス!!!1!!どフリーの田島がキャッチしてなんとなんと逆転!!!!!!!!
でもここでどっしり構えれば良かったんだよライズ。何故焦った。最後FGで逃げ切りでいいじゃん。
フォルススタートで下がってからロングパス失敗、まではいい。次の八木へのスラントもいい。次に八木へのポストは、相手DBがよくカバーしたとは言えるが、あれならブリッツのウニへシャドークロス入れてもいいだろう。
だが何故ギャンブル?残り3分半。パントで相手を押さえて逆転に賭けても良かったんじゃないのかな。しかも時間のかかるパスコース、食いつくアウトでいいじゃん。
結果ギャンブル失敗。左右に振られて消耗した守備陣に、最後のスイープを止める手立てはなかったのであります。
やっぱりね。ロックレイは長いの狙いすぎでチームのバランス悪くしている。
そしてもっと罪深いのは、ランプレーがもっと使われていいはずなのに、機能していないこと。
この結果ライズは入れ替え戦になりました。ライオンズ、お見事!