ちなみに、今回からWYSIWYG(FCKEditor)を導入しました。が、残念なことにWin環境くらいしか使えないようなので、出先からは今まで通りという事で。
※判らない方へ:平たく言うと「ワープロっぽく編集できる機能」をよそ様の所から拝借して、組み込んだのです。今までよりリンク登録が楽になったと思うのですが、リンクタグは後で微修正が必要なのでねえ。
(と、言うことのついでに「拡張機能」も試して投稿です)
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さて、最近PC系のアルファブロガーさんの記事を拝見することがあるのですが、なんかねえという気がします。
皆さん、本当にiPhoneを絶賛している訳ですよね。返す刀でWindowsMobileはバッサリ。
そりゃあ、そういうもんでしょう。だって、思想がまるで違う訳で。
まず、iPhoneというのは「自社開発した機械に専用の組み込み機能である程度便利にして、かつ好きな人はカスタマイズ出来ますよ」という、ハードウエア心中型製品開発モデルなのですよ。
ひたすらに、汎用性という概念の欠落したものですよね。
逆にWindowsビジネスモデルは、ハードウエアとソフトウエアを分離し、かつソフトもOSとアプリケーションを分離したモデルです。そんな訳で、Windowsはユニット集合体の思想統括型開発モデルな訳です(ちなみに、この思想はPC-UNIXでも同じです)。
従って、多くの人が認めているiPhoneのアイコン操作機能について言うなら、Windows/Linuxは「端末メーカーが自社開発すればいいもの」ですわね。それはOSの特徴ではなく、アプリケーションの特徴でしかないと思いますよ。
だから、iPhoneというのは「アップルが自社の機械を売るために、自分たちのOSを改良したものを搭載した、製造業スケールでみたら一度否定されたモデル」でしかなく、厳しい言い方をすれば若い女性がヴィトンの鞄にむらがるのと同じなんですわ。
確かに携帯する小道具が色々増えると面倒なので1つに集約したいというのはあるんですが、少なくともiPhoneは日本ではメインストリームにはならないと思います。
電話として、使い勝手がよくなさそう、だから。
今の携帯の殆どが折りたたみ式だったりスライド式だったりするのは、携帯性の良い小型サイズであることと、耳から口元までの距離の事も考えられている訳です。
そして、掌で握れるサイズであること。長話すると、緊張して握っちゃうじゃないですか。その持ちやすさから見て、少し幅広なんですよね。
じゃあハンズフリーキットでもすればいいじゃないか、というかも知れませんが、それでは機動性が欠ける。
電話をかけるときはハンズフリーをしていられますが、もらう場合はハンズフリーという訳にはいきません。お客さんと商談中、緊急連絡が入った時にあたふたとハンズフリーキットをつける中年のおっさんが、いかに無様で機動力の欠けるものかご理解いただけますよね?
(ちなみに、商談時にハンズフリーしたまま名刺交換しようものなら「真剣さがない」という減点効果がつきます。古い因習である事は事実ですが、TPO弁えられない人の方が悪い。本来商談時に携帯がかかって来ても出てはならないのですから!)
従って、iPhoneが流行るのは「iPod好きな若者」と「Apple信者」です。しかも、これは携帯電話ではなく、携帯電話の使える携帯ガジェットでしかないのです。
恐らく、日本の携帯メーカーは淘汰されると思いますが、その結果「OSはどうでもいいんだ。使い勝手なんだ」という言葉で総括され、「互換性は知らないよ。ただセンスいいものがいいっただけで」という展開でオチがつくことになるような気がします。
それが良いことかどうかは知りません。ただ、私はAppleのセンスが良いとは思っていない趣味じゃないので、他人事なだけです。